
夫鳥さん、あなたはとてもボードゲームが好きですね?

は、はい。好きです。

そして夫鳥さん、あなたは漫画も好きですね?

す、好きです。

そう。そして、そんなあなたが食い付かないはずのない漫画が少し前にアニメ化していましたね!?

ああ、『放課

そう!『放課後さいころ倶楽部』です!!
中道裕大による日本の漫画作品。『ゲッサン』(小学館)にて、2013年4月号より連載。京都のとある高校を舞台に、アナログゲームを通じて成長していく少女たちの姿を描く。
アニメ放送期間 2019年10月~12月
ウィキペディア『放課後さいころ倶楽部』より


『放課後さいころ倶楽部』の存在は知っていました。夫鳥さんに「読んでみる?」と電子書籍を渡されたことがあったからです。でも、あの時の私はそれどころではありませんでした……。

ああ。前に仕事でかなり手痛い没を食らったあの時の、

しかし!今は違います!
今、私には余裕があります。時間的にも、精神的にも。そして、ボードゲームのブログを書いている。つまり、今こそ『放課後さいころ倶楽部』に触れるチャンスなんです。放課後なんてもう遥か彼方の記憶ですが、私だって!放課後したい!

ゴロダラさん、テンション上がりすぎて意味わからないこと言ってるよ……。

気持ちが伝わればそれでいいんです。つまり『放課後さいころ倶楽部』が見たい。そういうことです。

……う、ん……?
……まぁ、いいと思うよ。アニメを見てみる?それとも、漫画?

とりあえず、アニメにします。

でもゴロダラさん、アニメあまり見ないでしょう。

今は時間の都合であまり見なくなってしまっただけで、昔は結構見ていましたよ。『天元突破グレンラガン』はハマりにハマってDVDやサントラも買ってましたし。ニアの可憐さとロシウの不憫さを今でも心から愛しています。

そういえば、初めて会った時にもニアとロシウについて熱く語っていたなぁ。
2007年放送のロボットアニメ。劇団☆新感線の座付き作家である中島かずき氏がシリーズ構成、脚本を手掛けており、台詞回しが非常に特徴的。熱血バカアニメの皮をかぶったシリアス胃痛アニメ。(ただしロボットは銀河級まで巨大化する)
ゴロダラ猫はとにかくヒロインのニアと参謀役のロシウを愛しており、シリーズ後半では毎週日曜朝8時30分からの30分間、テレビの前に正座して血の涙を流していた。

『DARKER THAN BLACK』に関してはの黒銀カップルが好きすぎて同人誌にまで手を伸ばしましたからね。 1部と2部の間の新婚旅行エピソードを見て公式に対する感謝で震えたのは良い思い出です。

それは初耳だ……。
1期2007年、2期2009年放送のサイキックアニメ。架空の東京(1期)やロシア(2期)などを舞台に、「契約者」と呼ばれる超能力者たちと周辺人物が世界の謎や陰謀を明らかにしていく。2期のDVD及びBDに収録されたOVAでは、1期の2期の間の空白の2年間における主人公の黒とヒロインの銀の姿が描かれており、公式では「DARKER THAN BLACK -黒の契約者- 外伝」とされているが、ファンの間では新婚旅行編で通っている。ありがとう、BONES。ありがとう、ありがとう、岡村天斎監督。

『プリンセスチュチュ』だって『コードギアス』だって、最近でいえば『さらざんまい』だって、私は見ていますよ。
ゴロダラ猫がその時その時に心を傾けてきたアニメたち。どれも素敵なので、機会があれば心行くまで語りたいです。
アニメ全般に関してはそれほど詳しくは語れませんが、友人に紹介してもらったものやSNSで気になったものは見ています。あと幾原監督の作品はチェックしています。『少女革命ウテナ』が私の中で大きすぎる。

うん。なんかだんだん、ゴロダラさんがアニメ好きな人に思えてきたよ!

そうでしょう!ということで、Amazonプライムにて発見した『放課後さいころ倶楽部』を鑑賞します。乗り遅れた感満載ですが、気にしません。いざ行かん、懐かしき放課後へ!

いってらっしゃい!
放課後さいころ倶楽部 1話
いつも引っ込み思案で人付き合いが苦手な武笠美姫は、ある日、天真爛漫なクラスメイト、高屋敷綾に声をかけられ、一緒に知らない場所をさまようことに。そんな奔放な綾に戸惑う美姫だったが、初めて人と一緒にいる温かさを感じる。
帰り道、街でクラス委員長の大野翠を見かけ、あとを追ってみると、「さいころ倶楽部」と書かれたいかがわしい店にたどり着く。美姫と綾が恐る恐るドアを開けてみると、そこには見たこともない数々の美しいボードゲームが彼女たちを待っていた…。
アニメ『放課後さいころ倶楽部』公式サイトより

さて、1話はどうだった?

私が感じたことを箇条書きにしますね。
・主人公ちゃん可愛い。
・新京極!新京極!!
・背景の中に家にあるゲームが……。
・アニメでボドゲ扱うの大変そう。
・主人公ちゃん可愛い。
・「マラケシュ」楽しそう。
・主人公ちゃん可愛い。
・主人公ちゃん可愛い。

偏ってるね!?

まぁ、いいじゃないですか。ひとつずつ、話していきましょう。
主人公ちゃん可愛い

主人公ちゃんのビジュアルがツボでした。友人と一緒に見たんですけど、二人でずっと「可愛い可愛い」言ってましたよ。

主人公ちゃんっていうのは、武笠美姫のことでいいのかな?

そうです。私、武笠って噛まずに言えないので美姫ちゃんて呼びますね。

いいと思うよ。作中でも名前で呼ばれているし。

ああいう短髪青髪の女の子が昔から好きなんですよね。元を辿ればセーラームーンの水野亜美ちゃんです。大好きでした。亜美ちゃんの変身スティック、サンタさんにお願いしましたよ。懐かしいなぁ。

年がバレるよ、ゴロダラさん。

…………。
美姫ちゃんはとにかく、見た目がツボなので彼女が動いているのが楽しかったです。

他の子たちはどうだったの?

可愛かったですよ。私、数年前からティーン女子はリアルだろうが二次元だろうか問答無用で可愛いと判断する脳みそになってしまっているので、好みかどうかとはまた別次元の話なんですが……。

俗に言う親戚のおばさんポジだね。

そうです。だから、「”楽しい”を一緒に見つけてくれる友達ができてよかったね美姫ちゃん!高屋敷さん、大野さん、ありがとう!!」という気持ちで微笑ましく見ることができました。

結局のところ、やっぱり武笠美姫がお気に入りなんだな。
新京極!新京極!!

舞台が京都なのは嬉しい驚きでした。

ゴロダラ猫さんは学生の頃、京都に住んでたんだよね。

はい。今でも友人を訪ねて年に1度は行っていますよ。
住んでいた頃は、毎週と言っても過言ではないほど新京極に行っていました。パパジョンズというそれはもう美味しいチーズケーキのお店があって、通いまくっていたんです。今は移転して六角通にありますね。

ここのニューヨークチーズケーキはマジで美味しいです。信じられないくらい美味しい。この世に存在する全てのチーズケーキ好きさんに食べてほしい。

ゴロダラさん!さいころ倶楽部の話だよ!

失礼しました。自分の好きな物を過剰におススメしたがる私の悪い癖が出てしまいました。新京極の話ですよね。

うん。京都に住んでいた人から見て、どうだった?

京都って古い街のようでお店の入れ替わりがかなり激しくて駅周辺もどんどん変わっているので、もう何年も前に引っ越してしまった私がなにか言うのはおこがましいような気もするのですが……。

まぁまぁ、雰囲気の話だよ。

細かく描いているんだなぁ、と思いましたよ。OPとか、ちょっとした京都観光ですよね。最後に出てきた四条通りもそのままで、京都に行きたくなりました。

いわゆる聖地巡礼をしたら楽しいアニメなのかもしれないね。

それは確実だと思います!
背景の中に家にあるゲームが……。

見覚えのあるゲームがいくつかありましたね。「ディクシット」「なんじゃもんじゃ」は私でも分かりましたよ!

家にあるゲームなら、「エルフェンランド」「コードネーム」「タイムストーリーズ」「宝石の煌めき」「SCYTHE」「ディ・シュタウファー」「村の人生」「アズール」も出ていたね。

よく分かるな……。

やっぱりボドゲ好きとしてはそういうところも楽しいものですか?

そうだね。やっぱり持っているゲームや、買いたくて諦めたゲームなんかが目に入るとワクワクするよ。きちんと作画されているから、一時停止してじっくり見ればなんのゲームかしっかり判別できるしね。

そういう細かい部分に手を抜かないのはすごいですよね。

ボードゲームを取り扱っているアニメだから、さすがに手を抜けない部分なんじゃないかな。

うーん、確かに。そういう丁寧な仕事はファンの心をグッと掴みますしね。でもあれだけの書き込みは大変だろうなぁ。
アニメでボドゲ扱うのは大変そう。

ブログを書いて思い知りましたが、ボドゲのルール説明ってかなり難しいですよね。今まで普通にインスト(ルール説明)される側で理解することのみに頭がいっていましたが、ブログを書き始めて「インストできる人ってすごい!」と思うようになったんです。

そうだね。私もインストする時は事前に説明書を読んで分かりやすく伝わるように努力しているけど、やっぱり難しいね。インストで1つ、記事がかけるくらいだと思うよ。

いいですね。夫鳥さんが気を付けている点や、事前に準備していることをまとめてもいいですか?

もちろん、いいよ。

それはそうと、ただでさえ大変なインストをアニメという限られた時間内でしなければいけないって、かなり高難易度なミッションですよね。でも、アニメは動きで説明できるぶん流れは分かりやすいと思います。ブログ書いてても、この動き動画で説明したい!というこがあるので。

なるほど。長さ的にルールをそのまま書くわけにはいかないし、かといって省きすぎてはどんなゲームか分からないもんね。

そうなんですよね。「パリ―光の都―」の記事はかなり省いたつもりですが、それでもブログ記事としては冗長だなぁと感じています。

もっと端的に、それでいて私のような初心者の方から夫鳥さんのようにボドゲどっぷりの方にまで楽しさが伝わるように書きたいんです。そういう意味でも、『放課後さいころ倶楽部』は勉強になる素敵なアニメだと思います。
「マラケシュ」楽しそう。

「マラケシュ」は楽しそうなゲームだなと思いました。

軽いゲームの好きなゴロダラさんにはちょうどいいかもしれないね。絨毯が色々あって見た目も綺麗だし。

夫鳥さんは遊んだことがあるんですか?

残念ながら、ないんだよね。実は過去に『放課後さいころ倶楽部』で取り扱われるゲームを買い揃えようと思ったことがあるんだけど、

えっ!?

売ってないものがあったんだよね。

品切れということですか?

品切れというか、絶版だね。あとは漫画を先に読んでどんなゲームが登場するか知っていたけど、自分の好みとは違うものもあったから、「まぁ、今回は見送ろうかな」ってなったんだよ。

なるほど。家のボドゲ棚がぎゅうぎゅうになっていく様を日々苦い思いで見守っている私としては、幸いだったかもしれません。
まとめ

総じて美姫ちゃんが可愛かった、というのが全体的な感想ですね。

うん、それは最初の感想箇条書きの時点でよく伝わってきたよ。

実際にゲームをしていて相手が泣きだしたら驚いてしまいますが、美姫ちゃんの「こういうゲームしたことなくてどうしていいか分からない」という気持ちはすごくよく分かります。

ゴロダラさん、よく言うよね。「なにをどう考えていいかさえよく分からない」って。

そうなんですよね。ルールは理解しているのに、どうすればいいか分からないんです。だから、美姫ちゃんから大野さんへの助けて光線は見ていて心臓がキュッとしましたね。

そうやって共感して楽しめるのは、それはそれで羨ましい鑑賞の仕方だよ。

私もアニメを見ながら、一緒に成長していければなと思いました。

じゃあ2話以降も見るの?

はい。見ようと思います。感想ブログ、付き合ってもらえますか?

もちろん、いいよ!

ありがとうございます。それでは、また2話で!

また2話で!